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春に想う 5話 - 21歳の春(2)

誕生日は4月なので、新しい年度が始まると、すぐに1つ年をとる。

二浪して大学に入ったら、すぐに21歳になった。
大学に入るまでは、大学なんて・・・・、と、いつも思っていたが、
一旦、入学が決ると、やはりどこかしら、心が晴れやかにになって、
希望が膨らんできたのを感じた。
合格発表のあった日に、何もわかりもしない祖母に
DNAの事など話して、はしゃいでいたのを今でもはっきり覚えている。

二浪時代に貯めたお金、いくらだっただろうか、
思い出せば、60万程度だっただろうか・・
で、当時の入学金と前期の授業料は賄えた。

俺は、子供の頃から何かしら、京都に風情を感じていた。
奈良の土臭い遺跡の匂いではなくて、
京都には、どこか洗練された都の華やかさが漂っている。
だから、京都には憧れていた。

その憧れた京都での学生生活が始まった。
憧れた学生生活も、ほんの少しだった。
一般教養の授業など全く面白くなかった。
というよりは、正直に言って興味がもてなかった。
俺の専門は、高分子化学だったが、
高分子材料だとか、絹の作り方だとか、材料の強度や粘度の測定・・
PETボトルのPETは、チレンレフタレートの略だとか・・・、そんな授業が延々と続く・・。
聞いていて疲れた。

当時は第2外国語が必須だった。
がんばって、ドイツ語でもと、思ったが、
ぶたの耳に念仏だった。

学部が工学系であったため、女子の学生の頻度は極端に少なかった。
何よりも滑稽だったのは、このほんの数名の女の子を、
10人以上の男子生徒が取り囲む姿である。
その女の子を核に、1つのグループが形成されて、
会うたび会うたびみんなでツマラナイ事をいって騒いでいるのを、

『どうして、あんなにつるむんだろう・・』
『どうして、あんなにみんなで同じ事をしているのだろう・・』

と、俺はいつも冷めた目で見ていた。

どうしても、俺はその輪の中に素直に入れなかった。
むしろ、その外にいるほうが精神的に気楽で楽だった。

二浪して期待が大きかったせいもあるのかもしれないが、
入学して夏を迎えるまでの3ヶ月の間に、
大学と言う閉鎖的で、保守的な空間に息がつまり、
動機もなしに高度な学問的知識を教授されるのはつらかった。

つまり、自分が大学に何を求めているのかわからなかった。

だから、ここは、自分がいる場所ではない、と思うようになった。

俺は、大学内で行動するよりも外の方が楽しかった。
夏休みの前から、プールバーで働くようになり、
店で酒を飲みながら、やくざ相手にビリアードして、家に帰るのは朝の4時。

次の日に授業があっても行けるはずがない。
大学が休みなると、この生活はどんどんエスカレートして、
夜昼逆転。

しかも、大学生をいいことに、塾で講師まで始めた。
いろんな人と知り合いになって、毎日だらだら過ごしながら、
お金がもらえる生活に慣れきった。
ぬるま湯よりも気持ちよかった。

しかし、この生活を清算させられる日が来るのは、ほんのすぐ間近に迫っていた。

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