Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
http://stayinus.blog21.fc2.com/tb.php/261-816061b9

-件のトラックバック

-件のコメント

コメントの投稿

投稿フォーム
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

ナイジェリアでの臨床試験

昨日のフラミンゴは洒落でした・・。

ところで、最近見た映画にThe Constant Gardenerがある。アメリカで去年劇場公開された映画で、イギリスの架空の製薬会社がアフリカで承認されていない開発段階の薬の効き目を試すために、アフリカの貧しい人を臨床試験に使い、データを集めていた。要は、新薬の臨床試験にかかる膨大なコストを少しでも低減するために、人間を動物実験として使用したと言う話。もちろん、違法だ。

この製薬会社の暴挙に気づいたのが女性ジャーナリスト、テサ(Rachel Weisz)だ。テサは、この真相を追究するために、アフリカに赴任する事になったイギリスの政府高官ジャスティン・クェール(Ralph Fiennes)と結婚することからこのストーリーが始まる。2人は楽しくアフリカで新婚生活を始める。しかし、このテサの目的を全く知らなかったジャスティンは、ある頃か、テサの不審な行動に疑問を持ち始めるが、深くは追求しない。ある日、テサは協力者のアフリカ人医師と一緒に、砂漠の地帯にあるとある湖を自動車で走行中に謎の事故死を果たす。いままで、テサの行動が気にかかりながら、庭弄りばかりに時間を費やしてきたジャスティンは、この彼女に死に強い疑念を持ち、自ら彼女に代わってその真相を追究していくという映画だ。

俺は、自分が薬学に縁がある故、なかなか面白い話だと思いつつ見ていたたことを2、3日前のWashingtonPostの記事を見て思い出した。この記事のタイトルが、Pfizer faulted over drug trials in Nigeria(『ファイザー製薬がナイジェリアで違法な臨床試験』)(記事)。なるほど、ありそうな話だと思ったが、『やっぱり』と、思ってしまった。

記事によれば、ナイジェリア医療関係者から最近明らかになったところによれば、あのバイアグラで有名なファイザー製薬が国際社会で決められた法律に犯して、1996年に流行したある伝染病が原因で起こった髄膜炎にかかった子供たちを対象に未承認の開発段階の薬の効果を試したと言うのだ。このレポートでは、ファイザー製薬は過去に一度もナイジェリア政府にこの臨床試験の許可を得ておらず、すでに100以上の子供や乳幼児を対象に実際に薬を使ったと、結論付けている。実際、その野外病院を担当していた『国境無き医師団』もこの薬の使用を承認したと言う。ファイザー製薬は、最終的には約1万5千人もの人が亡くなったとされているこの伝染病による子供の少しでも救うためにこの薬を使った弁明しているが、このナイジェリアの委員会は『ファイザー製薬が自分達の臨床試験を完了させあと、まだ伝染病が拡大しているにもかかわらずこの試験を止めてしまった』事を取り上げ、このファイザー側の弁明を受け入れてない。

更にレポートによれば、この実際に使われた薬はTrovanでファイザーが開発したもので、現在まで髄膜炎を発症した子供に使用されて例一度もはないという。ファイザー側がこの臨床試験の内容を使用された子供やその両親に告知したと思われる書類は一切見当たらず、ファイザー製薬側がナイジェリアの倫理委員会から得たと説明している臨床試験承認許可書もKayo(臨床が行われた場所)での主任研究員がでっち上げたものだと報告している。

最終的には、これは、ナイジェリアの国内法、医療の研究倫理に関する世界的取り決めであるヘルシンキ条約に違反しており、さらに国連で保障されている子供権利を侵害していると、結論付けている。

ワシントンポストによれば、その死因とTrovanとの関係は明らかにされていないものの、この臨床試験の間に5人の子供が死亡したとの事だ。

これが本当なら恐ろしい話だ。
まさに映画の台詞に出てくるように、『アフリカの貧しい人の命はいかに安いものか』と、思わされてしまう。

一方これに対してファイザー製薬は2ページのステートメントを出している。ポイントは、まず、現在事実確認が済んでいないので、何かを言える段階でない。さらに、このTrovanの臨床試験は、ナイジェリアの承認の下に行われたものであることを、繰り返し訴えている。

ファイザー製薬が開発したこのTrovanは、ファイザーが主張するようにそれなりの効果があるものの、WashintonPostによれば、アメリカのFDAでは、今までも一度も子供への使用が認められていない。さらには、1997年の発売以来アメリカで最も売れる抗生物質として使われてきたが(成人対象)、しかし、肝機能低下と死亡が報告されてから、1999年からFDAはその使用を厳しく制限する措置をとってきたという。ヨーロッパでは、この薬の使用は禁止されている。

まぁ、記事はこの後もしばらく続くのだが、興味ある人は、上のリンクからどうぞ。しかし、薬を一つ作るのには恐ろしい金がかかる。知り合いに製薬会社の人間が多いのでそれは良く知っていはいるが、だからと言って人をネズミやマウスのように扱って言い訳がない。

←ここをクリックして『人気ブログランキング』に1票
スポンサーサイト
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
http://stayinus.blog21.fc2.com/tb.php/261-816061b9

0件のトラックバック

0件のコメント

コメントの投稿

投稿フォーム
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

Appendix

simple digital clock


X-DAY

Flashカレンダー

ブログ内検索

プロフィール

露と落ち 露と消えにし
わが身かな
浪速のことも 夢のまた夢
豊臣秀吉
人生なんて、そんなものかもね

stayus

Author:stayus
【ブログランキング参加中】


にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ情報へ

FC2 Blog アメリカ・カナダ・ハワイ ランキング

アフィリエート・広告

edita.jp【エディタ】

Google PageRank

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。